ジュール・ヴェルヌの同名冒険小説を元にアレンジされた作品。題名通り十数人の少年たちの無人島でのサバイバルもの。
15人の少年はたぶん全員日本人かな。1巻時点では13人しか登場してないけど。題名でほぼ内容はわかるものの、唐突に少年の中の一人の視点からの状況描写、客観的な描写がほぼないところからはじまるので、読み手にも本当に遭難した?孤島にいる?という信じられない気持ちというか置かれた状況の不確かさが共感できる仕様。どうも登場人物たちはもともとみんな仲間というわけでない間柄のようで、状況把握と人間関係がある程度落ち着くのに時間がかかる構成なのでじっくり読むタイプの話かと。絵はいまどきというか写実とポップの中間くらいで、個人的にはこういう絵柄のほうが話に集中しやすいです。
しわすだ
MFコミックスジーン 全2巻 / メディアファクトリー
ジャンル:少女・サバイバルドラマ / 好み度:★★★☆☆