魔法科高校の劣等生コミカライズシリーズ 原作:佐島勤

魔法科高校の劣等生 入学編 (デジタル版GファンタジーコミックスSUPER)
原作:佐島勤 石田可奈 構成:林ふみの 作画:きたうみつな
同名ラノベコミカライズ。魔法が技術的な意味合いで存在する世界。成績優秀な一科生と補欠の二科生で構成される学校に入学した一科生の妹と二科生の兄の物語。シリーズ1作目。作画はそれなりに達者。若干画面が白いのが気になるが。絵は可愛くて好み。兄の雰囲気が原作の設定と微妙に違う印象を受ける。割と普通っぽいというか。コミカライズの際に差別化を図ったのか。ストーリーはだいたい同じなのであらすじを知りたい人向けか。全4巻。

魔法科高校の劣等生 九校戦編 (デジタル版GファンタジーコミックスSUPER)
佐島勤 石田可奈 作画:きたうみつな
全国の魔法科高校対抗魔法競技大会編。本来なら参加できない兄がその能力を買われ技術者として参加することになる。そして件の大会にはある闇組織の暗躍が絡んでいた。入学編と同じ作画担当。大会のルールがアニメではわかりにくかったので個人的に一番じっくり見たタイトルかも。兄がすごいぞエピソード満載、アクティブなシーンは見応えがある。かわらず画面が若干白いのとナナメ向きの顔の癖がちょい気になるが。全5巻。

2014-04
魔法科高校の劣等生 横浜騒乱編 (デジタル版GファンタジーコミックスSUPER)
佐島勤 石田可奈 作画:天羽銀
次は頭脳というか学会の発表みたいな魔法の技術を競う大会の話・・・だが物語のメインは大会中に起こるテロ行為のほう、の話。前シリーズとほぼ同時期くらいに連載が始まったのからか作画の人が違う。アクションが多くシリアスなシリーズゆえか絵の方向性がアニメなどと全く違う。アニメ見る前だったらあまり違和感がなかったと思うんだけどね。読んでるとちょっと疲れる。全5巻。

魔法科高校の優等生 (電撃コミックスNEXT)
佐島 勤 石田可奈 作画:森友
魔法科高校の劣等生シリーズのスピンオフ的なコミカライズかな。妹の深雪視点のエピソードを綴っている模様。1巻は久しぶりに兄とおでかけの最良の日になるはずが事件に巻き込まれるエピソードからはじまる。本編で見られる雪の結晶の細工の髪飾りのエピソードというべきか。以後は本編と時系列を同じく視点が変わった構成になっている。2012年あたりに一度コミックスが出たがレーベルの関係か何なのか表紙を変えて再刊されている。こちらもアニメなどのイメージに近い絵柄でわりと上手い。読みやすい点ではいいコミカライズ。本編とかぶらないエピソードは物語的にも読み応えがあった。複数巻。

魔法科高校の劣等生 追憶編 (電撃コミックスNEXT)
原作:佐島勤 石田可奈 作画:依河和希
同名ラノベコミカライズ。魔法科高校の劣等生 シリーズ過去編。妹中学生時代の話。昔は、妹は周囲と同じく兄と距離を取っていた、が今のように慕うようになった経緯を描くエピソードのよう。絵は上手いしイメージ(というかアニメのイメージなんだけど)にあっていると思う。個人的にはアニメ化していない(見ていない)エピソードなのであらすじを知るのに良かった。ちょっとお色気ぽいシーンがあるのはサービスなのだろうか。あ、本編でもわりとあるか。複数巻。それにしても深雪視点の話は電撃担当なのかな・・。全3巻

魔法科高校の劣等生 よんこま編 (電撃コミックスNEXT)
佐島 勤 石田 可奈
魔法科高校の劣等生の4コマパロディ漫画。デフォルメした絵柄で4コマ向き、構図も単調ではなくかつ読みやすい。表紙絵よりも本文の絵の方が魅力を感じる。キャラの表情も豊かで楽しい。パロディらしい、原作にはないテンションの高さとコミカルさが良い。パロディ4コマ作品の中では良質のタイトル。ある程度は原作の予備知識があったほうが良いタイプの内容だが原作の登場人物のキャラとは別物のキャラ描写。複数巻。★★☆☆☆