オレとメイドと時々オカン 内村かなめ

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一人暮らしの少年に届けられたのはメイドロボ。しかしそのロボにインストールされた人格は少年のオカンだった。メイドロボと少年のドタバタコメディ4コマ。
主人公に送られたメイドロボットは容姿は可愛いけれどインストールされた性格のため、関西のおばちゃんな口調、少年の性癖やエロ本の隠し場所の認識と、とってもいらん情報をインプットされている。喜こぶべきか泣くべきかいや泣くべきなんだろうなな状況の主人公。
メイドの風貌は好みだが、しかし性格はオカンそのもの。うっかり萌えてみたり、実家にいるときの安堵感を示そうものなら茶々がはいり悶絶するという日々。
いやあなんだろう。読むと感じるある種の和みの感情は。さりげに家庭ドラマとコメディが前面に出ているからか。自分も関西のおばちゃんだからなのか(笑)萌え漫画なのに萌えきれないところがツボにはまったのか。
話が進むと、事故によってデフォルトの普通の少女人格とオカン人格が交互になることに。どちらの人格をとるか主人公に選択が求められるところとかうまく話を作っているなあと感じます。主人公、マイウェイな母親に反発しつつもマザコンなんだろうな~というところがうかがえます。男の子はみな大なり小なりそうなのか。
メイドさんの風貌は若きころのオカンそっくりらしいですが現在のオカンの風貌はどんなんなのでしょうね。結局出ないままで気になるなあ。こう思うのは著者の狙い通りなのか、やっぱ。

内村かなめ
レックスコミックス全1巻 / 一迅社
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★☆☆