ブログからコミックス化されたタイトル・・かな。必死系コミックと銘打たれた著者の東京ぐらしを綴った4コマコミック。実録4コマというやつか。
大学を中退し上京するも、アテにしていた友人たちは多忙、おいてけぼりのような感情と焦り、何をしたいかもわからず、焦燥と後悔と不安な日々をすごしネットに没頭する日々。それでもネットを通して知り合った友人との交流や、先に上京した高校時代の友人のツテでWeb系の会社にアルバイトが決まり少しずつ先が見えてくるという流れ。
悶々と落ち込む描写は多いもののさほど病的でもなく突き抜けたものもなく、うざったく感じる前に次の段階に進んでいるので読み物としてはさっくり読めます。
ネームも手書きですが読みやすい。線は綺麗だしツブシがききそうな絵柄だなーと。
他の著者自身の不安定な状況を描いた漫画に比べこの著者はなんのかんのと接している人間が多い印象をうけます。
あと出会いときっかけって大切だし、それをちゃんと活かせるのが前進するための肝で、真面目だけではだめなところもあるだろうけどいい加減では行き詰るもんなのかなと感じました。
中途半端なところで終わっている感がありますが、あとがきで1冊目の売れ行きしだいで続編が出るとのこと。で、続編としてトーキョー自立日記が出ました。
トリバタケハルノブ
トトーキョー無職日記 / トーキョー自立日記 / 飛鳥新社各１巻
ジャンル：エッセイ・4コマ / 好み度：★★★☆☆