人並み外れた霊感を持つ以外はごく普通の男子高校生の主人公は、古びた洋館で一人残された純朴な少女とその家族たちの霊と出会い。幽霊と人間を交えてのちょっと切ないラブコメディ。
一見だけでは幽霊と生きた人間の区別がつきにくいほど霊感の強い少年は、ある古びた洋館で一人暮らしているような奇妙な女子と出会う、というはじまり。
洋館にはもともと両親と使用人と姉妹4人が暮らしていたが、四女以外は外出中に別々の理由で他界、以後幽霊となって末妹を見守っている。主人公が最初に出会ったのは次女が憑依した状態の四女で、館内によってくる悪霊を払う役どころとして主人公は洋館の面々と関わることになる、でいいのかな。
また主人公は3人しかいないオカルト部の部員だが、それは美人の部長と親しくなりたいがためで実質いいパシリ要因になっている現状であり、その部の二人も洋館に関わることになる流れ。
説明には三角関係、とあるんですが、えーと幽霊の次女と誰?生きた四女?つか状況的にそれ以上に角が多そうな印象を受けるんですが。幽霊云々の要素はともかく、恋愛方面の相関がとっつきにくいというかしっくりこないというか・・。主人公の恋愛の方向が多情な印象でつかみきれないんですよ。私の読み方が浅いからなんだろうけども・・。
村山渉
バーズコミックス全3巻 / 幻冬舎コミックス
ジャンル:青年・ラブコメ / 好み度:★★☆☆☆