アフタヌーンの読者コーナーのお題目で著者自身の体験記を綴った４コマエッセイ漫画。
著者の名前がタイトルになっています。全体的に冴えない人の寒い日常ってかんじのネタが多く、ヒくというより何か切ないものを感じるタイプ。ひとりっこで近くに同級のこどもがいない場合は家でのひとり遊び、というのは割とあるだろうし著者のひとりあそびの創造力と想像力には舌をまく部分もあり。ただいい大人になってそれを行うというのは同意しかねるものはありますが。
あと女性や男友達に対する人間観察が冷静かつ的確なのも印象深かったです。憤慨していても冷静なところがいい（笑）
それにしても担当の作者に対する態度は結構辛らつかつぞんざいですねえ；作者側の誇張があるとしてもすごすぎると思うのは気のせいか。
カラスヤサトシ
アフタヌーンコミックス全９巻 / 講談社
ジャンル：４コマ / 好み度：★★★★☆
あまり売れないと思われたのか１巻の１巻表記がないのがなんともはや。しかし以後ブレイクしたのかたくさん単行本が出てよかったなあと、人事ながらに思う。