いってミヨーン やってミヨーン  羽生生純 


いってミヨーン やってミヨーン (ビームコミックス)

データ入力のバイトで生活し夢も希望もない平坦な人生に疲れ始めふと死を望む気持ちを持った青年の前に現れたのは謎過ぎる女性だった。
女性はあっけらかんとした口調で主人公にいきなり「死んでミヨ〜ン」と告げる。方向性は違うが規格外の男女の出会いから始まる奇妙なお話。変わらぬマニアックでシュールな著者の作風。後ろ向きというか燃え上がらずボヤのままで燃え切った感のある主人公のモノローグがいろんな意味で印象的。
読み進めていくと考えすぎて沼にハマる感覚を味わえるというか。物語としては奇抜で面白いと感じるのだが、個人的に落ち込んでるときに読むのは危ないタイプの話でもあり。
ビームコミックス全3巻 / エンターブレイン
ジャンル:青年・シュールドラマ / 好み度:★★★☆☆