ゼウスの種 飯島浩介

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ゼウスを父とするギリシャ神話の英雄・神々が日本に留学し、彼らの大学での生活を描くコメディ。
ギリシャ神話の英雄の一人・半人半馬のケンタウロスのおっさん・・いやたぶん若者が主人公。同じく留学生のヘラクレスやメデューサとつるんでいます。人間社会の中で異質な種族が生活するという話ですが、社会性とかドラマ性はほとんどなく、ほぼ彼らの体型や特性をネタにしたそのまんまコメディ。
主人公のケンタウロスも、神獣じゃなくほとんど馬扱いですよ。なんというか・・。ギャグとしてはレベル高いと感じるし読んでいる間は楽しめるのですが、どうにも違和感があるんですよね・・。いやギャグコメディだからいじってなんぼですから、それでいいんですが。個人的に笑えないところもあるんですがこの辺は好みの問題。
あと主人公のいじりっぷりはうまくできてるけどほかのキャラとなるととたんにいまいちなのも気になるところ。あくまでケンタウロスが主人公、という意味でなら他キャラがかすむのは整合性があるけども。しかしケンタウロスだけが留学してるわけじゃないし・・。
それにしてもケンタウロスを主人公にした漫画が続くなあ。ブームなのか、ひとつ出たら次々と出るのがお約束なのか。

飯島浩介
講談社コミックス全4巻 / 講談社
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★☆☆☆