NHK大河ドラマ八重の桜のコミカライズ・・でいいのかな。就職活動がままならない女子大生は地元ののみの市で手に取った古い手鏡を得たことから鏡の持ち主であったであろう会津女・新島八重に興味を持ち会津へ赴く。
その後女子大生の八重に対するモノローグと同時に、おそらくはNHK大河で展開されたであろう新島八重の半生の物語が綴られていく構成。学習漫画ほどガチガチではなく八重の視点一本に絞った物語の作り方は巧い。作画担当の人物描写は自然で様々な描写もソツがなく主題によく合った作風。
万人向けというかいい意味で癖がなく読みやすい。八重の桜を見た人でも楽しめるのではなかろうか。
原案:山本むつみ/漫画: 久木ゆづる
角川コミックス全2巻 / 角川書店
ジャンル:青年・歴史ドラマ / 好み度:★★★☆☆