表紙の絵からして恐怖というより不気味なタイプのがっつりホラー。基本ショートショート系な内容。エピソードが繋がっているものもランダムに散らしているタイプ。
不条理で不可解で不気味で不明瞭。恐怖を魅せるためのきっちりした構成じゃないあたりが不安をより煽るというか、生理的な分野での不快感がすごいというか。この構成はやっぱすごい。
題名にあるようにラジオの周波数が各エピソードについているので、無作為にピースを並べて読み手側が繋げていく妙もあるのかもしれない。
中山昌亮
シリウスコミックス1~ / 講談社
ジャンル:青年・ホラー / 好み度:★★★☆☆