35才当時漫画家アシスタントをしていた著者の精巣腫瘍闘病記。
病が発覚した経緯、治療経過、長期入院の際出会った患者の人たちとの交流、漫画家になる前に罹患した著者の心情、実に様々な要素が盛り込まれている。
当人の病状や治療の選択のみならず他の患者さんの話もあり、幅が広い。牧歌的な絵がこの題材にはあっているような気がする。ほんと余談ですが題材だけみて罹患した別の人の話かと思ってました。ああ、そういうことかと。
武田一義
イブニングKC全1巻 / 講談社
ジャンル:エッセイ・青年 / 好み度:★★★☆☆