リストラで東京から地方の実家に帰った無職独身青年と、金髪碧眼の小学生の姪っ子の高原の街の日常を描いた物語。
主人公は東京で勤めていたがリストラされその後の職も見つからず田舎の実家に帰ることにした独身の青年。
実家に帰ると銀髪碧眼の少女がいた。その子は北欧留学した際現地の男性と結婚した姉の娘、つまり主人公の姪にあたる。姉夫婦は離婚し姉自身は仕事で海外を飛び回っているため実家に預けられたという。主人公は夏休みの間、姪っ子の面倒を見ることになる。
そんな経緯ではじまる叔父と姪の疑似家族的スローライフ物語といったところか。まあ血縁関係があるので疑似ではないのだが。シビアな家庭環境設定がない分ほのぼのに徹して読めるところが好み。
家庭環境から実年齢より聞き分けが良いというか大人な姪だが、主人公に懐いたのか我儘を言ったりする。しょぼくれた青年と幼い美少女の図は地味に好物。
状況的に落ち込み気味な主人公は姪っ子との交流で徐々に元気が出てくるってところもいい。
イトカツ
アクションコミックス全15巻 / 双葉社
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆