主人公・揺介は、世界の運命を変える強い力を持つ少女・カラミティを解放し、彼女の主人となるが...。メインストーリーとしてカラミティを狙う秘密結社の刺客との対峙とカラミティの存在の描写が、サブストーリーとして主人公とカラミティ、また幼馴染や友人との人間関係を含めた学園コメディが構築されています。
ひょんなことからいわくつきの可愛い女の子と同居するというありがちなパターンですが、一本芯が入ったポリシーを持った主人公には好感が持てるせいか気になりませんでした。他の設定もお約束パターンらしいのですが元がわからないので以下同文。どのキャラクターも生きていて面白いと感じました。根底はシリアス系だと思うのですが、作品全体はほのぼのムードで殺伐とした雰囲気はありません。いわゆる「昨日の敵は今日の友」のパターンだからかも。物語が佳境に入ってくるとどうなるかわかりませんが。といいつつ出版社の関係で未完のまま・・っぽい・・。
たつねこ
ガンガンファンタジーコミックス/４巻/エニックス
ジャンル：ファンタジー/好み度：★★★★☆