元警視庁幹部を父親に持ち高学歴で美人でグラマー、そして「ドラキュラもよけて通る」ドラよけお涼の異名を持つ性格の悪さを兼ね備える警視・薬師寺涼子。彼女と彼女の部下となった泉田準一郎が関わる奇怪な事件を描いた物語。
主人公・薬師寺涼子が捜査の名のもとエレガント（笑）に暴れまくるオカルト要素を含んだアクションもの。主人子と彼女にひっぱりまわされる青年刑事、対照的な女性刑事とのやりとりが見所かと。設定が無茶というかかっとんでいるというか、娯楽として見るにはそれなりに面白いと感じます。
人物描写はそこそこですが、やっぱり垣野内さんのアクション描写は漫画向きじゃないなあと思いました・・。なんか躍動感があるんだかないんだか微妙というか。
原作って８０年代に発表されたの？タカビーでイケイケでボディコンでナイスバディで（今となっては古語ばっか表現）。なんかお涼さんのキャラってバブル時代の象徴みたいな印象を受けるんですが。
原作：田中芳樹 / 漫画：垣野内成美
マガジンZKC全１１巻/講談社
短編集全3巻 / 女王陛下の招き猫１巻 / 魔境の女王陛下2巻
霧の訪問者2巻 /水妖日にご用心２巻 / アフタヌーンKC
ジャンル：青年・アクション / 好み度：★★☆☆☆
連載していた雑誌が休刊、「霧の訪問者」以降はアフタヌーンに移動して連載は続いている模様。