私の彼は仕事ができない 山田可南

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書店に勤めるヒロインは家事全般は達者だが会社が倒産し無職の彼を持つ。彼が再就職した先は自分の職場だった。仕事と恋愛を描く物語。
ヒロインにはつきあって6年になる彼がいる。家事は上手いのだが、会社が倒産し無職状態、でも当人はさして気にしていない模様。そんな中、彼が再就職するも勤め先が自分が勤める書店だったというはじまり。
ヒロインは書店のフロア長で、彼氏はその下で働くという構図。効率度外視の働き方をする彼氏に憤慨する展開があるので題名に繋がるようだが、その非効率さが良い方向にいったような展開になる。
うーん、つまるところ公私ともに同じ場所にいるカップルの話みたい。女性が上司というところがミソで、プライベートでは見えなかった様々な新しい発見と、ヒロイン自体の変化とかが描かれていくのかなあと。仕事と恋愛ものではあるが、青年誌連載だからか女性誌で見られるパターンとは若干差違が感じられる。
個人的には書店という仕事場の特色は活かされないままなのかはちょっと気になるところ。

山田可南
ゼノンコミックス全3巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・恋愛・業界 / 好み度:★★★☆☆