小学一年生の少女はつめちゃんと彼女のつくった「はこ」を中心とした発明4コマコメディ。
小学校に入りたての主人公の少女はつめちゃんと発明家のおとうさんの会話で始まります。はつめちゃんは学校の工作の時間に顔のついた「はこ」を作成したという。その「はこ」は顔がついていてしゃべることも出来、ネジによるオプション機能も充実ですがその機能と性能はどこか微妙。
発明品を機軸にしたナンセンスコメディ。天然で高度な技術を披露するはつめちゃんにちょっとあせるおとうさんとか、はつめちゃんの高度な技術と相反する役に立つんだかたたないんだか微妙な発想とかがツボでした。
おとうさんのつぶしのきかなそうな性格と細かいことはスルーする漢っぽいおかあさんも良い。おかあさんは会社員。お父さんが趣味の発明に没頭して家計の役にたってないからか・・と思いましたがそうではないそうです。ええ、そのようです。ほんとに?(笑)
ギャグ構成は天然ボケたおし。突っ込み側が弱いせいなのかボケ側がどんどん進みます。ゆるゆるでほんわかな雰囲気と感情の起伏が少ないはつめちゃんの表情のコントラストが好みです。時々ダイナミックなオチもありますが。
大沖
ブレイドコミックス全6巻 / マッグガーデン
ジャンル:4コマ・コメディ / 好み度:★★★★★