著者のおひとりさまライフや生活する中でふと思ったことをつらつらと綴った日常エッセイ。表題は、イベントで受けた出版社の人からの依頼の返答から。
同人誌活動をしている作家の場合はイベントでスカウトや依頼をうけることはままあるそうですが、この本ができるきっかけも以下同文。仕事のスケジュールが詰まっているし直球な本音を言うわけにもいかず断りきれずあいまいな言葉で承諾してしまう実に日本人的な著者。同時発行の旅行本では妹さんが近いパターンで仕事を請けたエピソードがあり、これは血筋なのか(笑)
BL系雑誌で連載されたエッセイなのでBLを題材にした話はありますが、BLの話というよりはリアルホモ・ゲイ事情の紹介といったほうが正しいです。友人たちからBL好きではなくホモ好きだと断言されショックを受けるというエピソードがありますが、私もご友人たちと同意見(笑)リアルなゲイ事情とBLの常識はけっこう隔たりがあるんだ。
ゆったりとした生活状況なのか、どんどんどうてもいい内容と主題になってきている気がします。とはいえ、なんでもない話を面白く読ませる技量は衰えておらず素で楽しく読めます。気負いせずに読むタイプのタイトル。
2巻目の大阪の一部の人の行動がなんともいえない・・。
TONO
ダリアエッセイコミックス2巻 / フロンティアワークス
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★★☆