新宿を舞台に小さな診療所を営む医者の青年。アンダーグラウンドな行為もする飄々とした不良医師だが腕も見立ても一流。ある自殺とおぼしき事件で殺人だと断言したことから事件を担当する勝ち気な女性刑事と出会う。
以後医者と刑事がバディ的な立ち位置で街の闇の事件を解決していくサイコサスペンス、なのかな。事件の見立てに関しては主人公でなくても検死でわかるだろうと思うところばかりだし二人のファーストコンタクトもなんか違和感を覚える。
物語自体というかサスペンス構成は王道でそれなりに楽しめるのでまあ作風が合わないだけなのだろう。絵は綺麗だしキャラの見せ方も巧いと思う。絵柄は今風だが劇画系の大仰なかっこよさとお色気を加えたハードボイルドというかんじ。
原作:安童夕馬 /漫画:彭傑
講談社コミックス全5巻 / 講談社
ジャンル:青年・アクション / 好み度:★★★☆☆