台湾 女ひとり旅 他エッセイ5件 

台湾 女ひとり旅 女ひとり旅シリーズ (中経☆コミックス)
ヒラマツオ
台湾を女性が一人旅をするというコンセプトだが、台湾に友人がおりその友人宅を拠点として旅を楽しむ内容。旅券や宿泊の手配など全部一人でこなしているわけではないのがちょっと題名の印象と乖離している。それはそれとして台湾グルメの情報が満載、かつ現地情報も丁寧なので食目的で台湾に行く人にはいいガイド本だと思う。

節電母さん
もりた しずく アズマカナコ
1カ月電気代500円を目玉にした電気を使わないエコ生活を綴ったエッセイ。夫婦と子供さん2人の家族で田舎暮らし。牧歌的な絵柄でほのぼのとした雰囲気。30年代くらい?の生活様式を彷彿とさせる日々の描写は読み物としては興味深く読めた。モノを無駄にせず使い切る生活は良いよなあと思うが現代の街中では中々厳しい。著者の住環境だから可能というところも大きい気がするなあ。★★☆☆☆

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (バンチコミックス)
宮川 さとし
不穏な題名だが、実母の病が発覚し亡くなるまで、亡くなった後の著者自身の様々な感情を描いたエッセイ。母の告知・闘病・葬儀、父や兄の関係ややりとり、生前の母との思い出、泣くなられた後の母への思い、などが綴られている。大好きな家族の死を向き合うが主題、かなあ。エッセイというのもあるがデフォルメされたなじみやすい絵柄で本当に淡々と描かれている。モノローグの文言もすとんと心に入ってくる。凪のような作風。★★★☆☆

珍名さん (まんがタイムコミックスMNシリーズ)
柏屋コッコ・高信幸男
総人数の少ない珍しい名字・珍名さんを主題にした取材・エッセイもので名字の学者先生と著者と編集さんで話題を展開する形。珍名さんの紹介・読み方、珍名さんのみならず様々な名字の由来、都道府県別珍名さん一覧、といった内容。マイナーな名字を持つ人にはあるある感が出るかも。はんことか学校での呼び名とか。★★★☆☆

とんでも不思議Watcher 1 (BAMBOO ESSAY SELECTION)
ひぐらし カンナ
霊感がある著者が、心霊・不思議系の事柄や人物などを取材・体験するルポ系漫画。心霊写真の検証や著者の身内の自動書記の話、パワースポットやオカルトポイントなどジャンルは多岐にわたる。そのへんの感覚はさっぱりだが読ませる内容だということは感じる。