魔法精錬 ガルナルージュと雛菊亭のエルッカ 鈴木イゾ 


魔法精錬 ガルナルージュと雛菊亭のエルッカ (アクションコミックス)

剣士志望の村の食堂の看板娘は、村はずれの森の魔王塚に妹と訪れた際魔獣に襲われたところを塚に封印されていた青年に助けられる。
伝説では塚には魔王が封印されていたとされるが実は魔法使い。昔は当たり前にいたはずの魔法使いはおらず一般人が使える魔法具のみ存在しており、ヒロインの持つ曾祖父の魔法具もそのひとつであり物語のキーアイテムのよう。
失われた魔法を求め青年とヒロインが旅に出るというながれ。青年が封じられた経緯とその裏の策謀、魔法のあり方の変化など話の肝。魔法と世界の設定は思ったより練られていて興味深いが物語自体は定番で印象は薄い。
個人的には魔法石設定とヒロインの快活なキャラと魔法使いの過去と魔法使いの風来坊的キャラデザが見所だった。丁寧な線画と美麗で可憐な絵柄。

鈴木イゾ
アクションコミックス全3巻 / 双葉社
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆