小学校から現在に到る著者の絵と漫画描きの歴史を綴ったエッセイ漫画。
アマチュア時代の頃とか部活始めてからとかの話ってのはたまに見ますが、このタイトルは小学校から、しかも絵を現物コピーを交えつつってところからはじまっています。
漫画少女の描き萌えメーターを血中インク度と表現しているところも新鮮というか作者らしいというか。
こどものおえかきからストーリー漫画のかきはじめ、中学の萌えポイント、高校の同人誌デビューそして雑誌投稿と持ち込み・商業デビューと順序だって語られています。漫画以外ではファンシーショップの話もあったり。
全般的にテンション高め、萌え語りの熱さを感じました。一部を除きほとんど絵を描く側にたった、もしくはたちたい人向けの内容かなあ。コアな漫画好きの女の子って読むだけじゃなく一度は書く側に行くってのはデフォルトなのか?その後プロになるか趣味にとどまるかは別としてね。
まあ私も下手の横好きでハマってた一人なんですが。
それにしても話の内容よりもインパクトがあったのは小学生のころの絵を保存していてかつそれを展示していることだったり。捨て身すぎると思ったのは私だけではあるまい・・・。
久世番子
ワイドコミックスKISS全1巻 / 講談社
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★☆☆
しかし絵ってみんな置いとくもんなのかな。私はあっさり捨ててたなあ;同級生からもらった絵はちゃんと保存してるんだけども。
同人原稿とかは一応ある。発行冊数が少なくあまりかさばってないから。
絵は図画の授業で描いたブツと幼稚園のころパンフレットの表紙になったやつくらいか。しかもどちらも親が保存していたという(笑)