長身で小学生の弟と小柄な高校生の姉。その背丈ゆえ大人と子供にまちがわれやすい姉弟の日常を描いた4コマ漫画。
見た目と実年齢がまるで逆という設定のみで話ができるもんなんだなあと感じたタイトル。
一応姉弟の話なんでしょうがやはりネタのインパクトは弟のほうが強いかな。
背が高く大人にしか見えない風貌なので女の子の同級生と並んでいたりすると不審者に間違われたり、普通の会話でも警官にチェックされたり。
中身は、価値観も嗜好も小学生の男の子そのまんまで純朴な性質なだけに、小学生の正常な感覚と行動がとがめられるというシチュエーションには涙を誘う。おねえちゃんのほうは高校生だからなんのかんのと対処が慣れてるようですが。担任の先生の気苦労とか姉の友人の勘違いとか脇キャラもお約束をきちんと抑えています。
外見と内面のアンバランスネタでも生まれつきという設定のためか、好感が持てるつくりになっているような気がします。
彼ほどではないけど幼少の頃の成長が早く実年齢を聞いて意外な顔をされていたのでなんとなく親近感が沸く(笑)
絵はうまいです。トーリー向けかイラストレーター向けの絵ですな、どっちかというと。
東屋めめ
バンブーコミックス1~ / 竹書房
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★☆☆