新書館で出版された「禍々しき獣の逝く果ては」の改題リメイク作品のようです。
占霊術の力を持つ少女と守護者の青年は、殺人事件の捜査依頼を機に、レオン警部と出会う。初対面、のはずが実は深いかかわりがあったというかんじかな。
あらすじなんかはこちらをご覧ください→「禍々しき獣の逝く果ては」の記事
オカルトアクション系はとかく設定が凝り過ぎているのが多い印象ですが、こちらは人物相関がわかりやすく根幹をきっちり組み上げて肉付けしていくタイプなのでとても読みやすかったです。地味にお勧め。
余談ですが著者のおじさんキャラって、むさいイケメンおやじでも瞳が少年のようというかむしろ乙女な純粋系キャラが多いなあと感じました。悪い意味じゃなく妙に照れてしまうのはなぜなのか。
紙の書籍では中途半端な刊行の作品だったようです。現在は旧題で電子書籍で完結まで読むことができるようです。こういうの最近多いなあ。
楠本弘樹
オークラコミックス2巻 / オークラ出版
ジャンル:女性・オカルトアクション / 好み度:★★★★☆