中学生花屋敷一兵は14才の誕生日に、父親に自分が魔境人と日本人のハーフであるとカミングアウトされる。そして問答無用で、日本の裏次元に存在する魔境界から日本にやってきた魔境人の子弟が通う聖ツインズ学園に入れられてしまうのだが......。ちょっと変わった学園コメディ
怒涛のノリで展開されるボケ突っ込みの会話、ファンタジーとコメディが絶妙に融合した世界観とキャラ設定は作者にしか出せない味がありますね。作者のどの作品にも言えるのですが、この作品は特に人口密度が高く、「おもちゃ箱をひっくりかえしたような」印象を受けました。まさになんでもありという感じですがそのなかに作者の感性を感じる作品。
この作品でやはり胡桃木くんでしょうか。毎回ちがう着ぐるみで登場のキャラですが、この人(?)男の子なんですか?あと、お気に入りなのは古びた物言いなのに気さくな性格の龍宮殿さんでしょうか。やはしこういうキャラには弱いです。
雑誌連載の関係で一旦終わった後、ストーリーは「ハイパーハーフ&ハーフ」へ続いています。
巣田祐里子
カドカワコミックスエース/全2巻/角川書店
ジャンル:少年・学園ファンタジー・コメディ / 好み度:★★★★★