やにゃかさんぽシリーズ わかつきめぐみ

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下町情緒あふれる東京の下町の1つ、谷中・根津・千駄木界隈。墓地に捨てられた子猫・やにゃかをはじめとする野良猫たちの視点を通して土地の名所や情景を描くお話。
谷中の墓地に捨てられた黒地に桜の花びらの形のブチを持つ子猫は、野良猫夫婦の太郎とミケに拾われる。谷中に捨てられ子猫ゆえか呂律が回らず谷中をやにゃかと発音することから子猫はやにゃかという名前になる。
やにゃかと江戸っ子気質の太郎ことエドさんをはじめとした野良猫たちとの交流を通して綴られるのは彼らの住む土地のこと。
猫たちの話であると同時に界隈の名所のガイドブックの色合いが強い内容。近隣を知るひとにはあるあると思う話であり旅の予備知識にも使えるタイプの話、かな。帯によると頭をとって谷根千というそうで。絵本のようなほんわかとした雰囲気とエドさんによる名所プチ案内が見所かと。

わかつきめぐみ
やにゃかさんぽ / もっとやにゃかさんぽ / やっぱり【やにゃか さんぽ】
白泉社コミックススペシャル各1巻 / 白泉社
ジャンル:ガイドブック・猫メルヘン / 好み度:★★★☆☆

それにしても最近土地ネタがブームになってるのかな。そういう題材の話が多くなってる気がする。