迷走次元で会う日まで 巣田祐里子


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せかいとせかいの間に存在し、様々な次元の出入り口がいたるところにある「迷走次元」にはお悩みコンサルタントを生業とする3つ子の兄弟がいる。彼らの家の前には一人で解決できない悩みを抱えて迷走次元へ迷い込んだお客がやってくる......。
あらすじ変ですいません;作者のカラーがよく出ている次元ファンタジー。コンサルタント三兄弟の長男は次元を見る眼を、次男は次元の扉を閉める手を、三男は次元の扉を開ける手を持っているという設定です。三兄弟が主役なのですが、表題作を含めお仕事関連のエピソードでは依頼人を主体に話が展開されるので依頼人をフォローする脇っぽい位置にいるといえるかも。彼らのプライベートなエピソードもあります。独特のノリを持つストーリーで、コメディシーンとシリアスシーンのメリハリが利いています。読んでいて気持ちがほっこりする話ばかりでした。

巣田祐里子
ラポートコミックス/全1巻/ラポート社
ジャンル:ファンタジー・コメディ/好み度:★★★★★
同時収録作品(シリーズ外):GO!WEST女の子版/ふられっぱなし/春を探しに