うぐいすみつるとTONO姉妹作家による、みつるさんの娘さんと息子さんの子育て記録。
うぐいすみつるさんの子育て漫画は何作か出ていますが共著ははじめてか。といってもどうもTONOさんのは再録みたいだけど。
うぐいすみつるさんは、お二人のこどもさんの幼稚園あたりから小学生入学あたりくらいまで、ちょっと大きくなった2人の成長記録と親であるみつるさんの心情などを、TONOさんのほうは伯母から見た甥っ子姪っ子の生態(?)と、姪っ子さんとみつるさんとお母さんとともにハワイに行ったときの出来事を描いています。
自我が芽生えてくる時期ならではの様々なエピソードは興味深く、題名に反して子育ての実践も考え方や方針もしっかりしているなあという印象。そしてあっという間に大きくなって自立する子供たちを想像してさびしく思うあたりいいお母さんだなあと。こどもたちの各々の時期はそのときしかないわけで、子育ては大変だけど楽しもうというのは真理なのでしょう。
一番印象に残ったのは息子さんの鬼のエピソードかな。いい子にしていないと怖い存在がさらいにくる云々というのは幼少期の躾の鉄板手法の１つですが、現代でもここまで有効なものなのかと正直驚いた・・。
うぐいすみつる＆TONO
ぶんか社コミックス全1巻 / ぶんか社
ジャンル：エッセイ/ 好み度：★★★☆☆