オンラインゲームBTOOOMで英雄視される22歳のニート青年は謎の男たちに拉致され南海の孤島へ運ばれる。そこは彼が毎日プレイしていた戦争戦闘ゲーム・BTOOOMが現実に行われている場所だった。主人公も戦闘参加を余儀なくされるという展開。
銃器一切なしで武器は爆弾のみというルール。だから帯でリアルボンバーマンってコピーがついてたのか。ルールー説明など一切なく自分でそのルールを見出さねばならず、生き残る方法は左手のICチップを８個集めることのみ。しかもそのチップはチップを持つ相手が死ななければ入手できない。そして食料などは空から降ってくる仕様で、チップ争奪と食糧確保のため戦闘を続けなければ自滅するという、そんなサバイバルアクション。
とはいえ戦闘能力というより戦略能力が重要って感じかな。他の面子はわりと殺人に躊躇しない環境の人が多く殺人と無縁の生活をしていた主人公がどう動くかというのが見所か。
主人公は一応ニート状態ですが、一般の働きたくないニートというより、それなりにIT方面の技術能力があり働く意思もあるのに体よく使われて職に結びつかないみたいな感じ。親の無神経な怒涛とか、他の漫画のニート描写よりやるせなかったなあ；
それにしてもやっぱり主人公を島送りにしたのは母親か・・な。ニートの軍隊送りが元ネタなのかな？あと表紙のデザインがXBOX風味なのは何ゆえか。そういうソフトがあるのかね。
最終巻は選択による分岐によって２巻あるというまさにゲームみたいな構成でした。
U-18という作画者が別のスピンオフ？作品も出ている模様。
井上淳哉
バンチコミックス全２６(＋１)巻 / 新潮社
ジャンル：青年・バトルアクション / 好み度：★★☆☆☆