偉大な発明王であったという先祖を持ちその血筋ゆえか発明の道に邁進する少年・陸真。その発明王の祖先の遺言状が発見されその内容を手がかりに祖先が残したとされる美少女ロボットと一冊の本をを発見する。目標であるメイドロボかと興奮する陸真はロボットを起動させるが、それはトラブルの始まりでもあった。
えーと発明オタの少年とその姉妹たちが、稀代の発明王の祖先が残した書物と美少女ロボットを得たのをきっかけにトラブルに巻き込まれるというかんじ。起動された美少女ロボットは不遜なキャラで主人公がロボットの従者という立ち位置。どうも人類の危機がせまっておりそれを回避するにはロボットとともに入手した書物の秘密を解き明かさなくてはならないという展開。
女体だぱんつだというお色気面あり、大仰な危機的状況とそれを巡る戦闘というシリアス面あり、やばい状況を作り出したのは実は未来の主人公というSFミステリな面ありとかなり要素を詰め込んだタイトルです。
緻密にきっちり組まれたエンターテインメントとはかくありきという印象。画面構成も整理されていてごちゃっとしている割りにストーリーに入りやすいです。
主人公の姉妹のひねり出したようなお色気演出とか、美少女ロボットたちの戦闘の要の1つがぱんつとか、お気楽なエロ演出。不要とも取れるお色気シーンが満載なのにそれほどあざとさと感じない不思議。演出の技術なのか、それ以外の要素との比率なのか。
個人的には、読んでいる間はけっこう楽しめるけど後に残らないタイプかもしれないなあ。まあそれでいいんだけど。
百瀬武昭
ヤンマガKC全2巻 / 講談社
ジャンル:青年・SFコメディ / 好み度:★★☆☆☆