主人公はごく普通の男子高校生。平穏で平凡な日常を退屈だと感じるようになっていた。ごく普通に薦められる授業中、突然教師の頭が破裂し、その変わりのように教壇に達磨が現れる。達磨はだるまさんが転んだと定型の文句を言いぐるぐる回る。そして遊戯のルールのとおり動いたものは負け、そして命も奪われる。
何の前兆もなくいきなり始まる不条理で後のないゲームに参加させられる主人公たち。意味がわからず同級生が倒れる中、勘の良い生徒が状況を打開しかけるも結局クラスで生き残ったのは主人公一人。そして・・という展開。
幼いころやったであろうなじみのある遊戯を強制的に行わされるところに負けたらそれで本当に終わりという生死を掛けた遊びという不条理さを加えた内容。ゲームの構成や身も蓋もない演出は印象に残るものの、最近結構見られる不条理ゲームものの設定だなあと思っていたら、びっくりの展開が1巻最後に。しかしこれでどう話を続けるのかが境目だなとも感じたり。
連載雑誌を変えての弐も発表されました。こちらは世界観は同じで当日に欠席した生徒を主人公にしている模様。雑誌が違うからか雰囲気もちょっと違う?ライトというか・・。前作を読まずとも問題ない仕様かな。
原作:金城宗幸 / 漫画:藤村緋二
神さまの言うとおり / 少年マガジンコミックス全5巻 / 講談社
神さまの言うとおり弐 / 少年マガジンコミックス全21巻 / 講談社
ジャンル:少年・サスペンス / 好み度:★★★☆☆