普通を愛する少年は流星群になんとなく願をかける。そしてその翌日、帰宅すると自宅は崩壊していた。どうも手のひら大の隕石が落ちたことが原因らしく少年がその隕石を手に取ると少女が顕現する。少女は自分を神と名乗り少年の願いをかなえるという。
まあはじまりはありがちですが、キャラ重視の萌えものでなくストーリー重視タイプかな。主題はシリアスありドラマあり神という主題など密に詰め込まれていますが、作品の雰囲気自体はいまどきのくだけた表現も多々ありコメディタッチの色合いが濃い目。
神の定義というか解釈というかが話の肝でありタイトルの見所であり面白いところかと。神は人の祈りにより存在の強さが増すって設定はわりと見かけるけどね。
主人公が少女を自分には必要ない、必要な他者の下へと告げたことにより神を狙う存在に襲われ主人公はそれに巻き込まれる展開に。
主人公のほかに状況を分析するブレーンの役割を持つキャラをすえたことで登場人物の役割が分けられ読みやすくなっている印象。
小西幹久
ブレイドコミックス全５巻 / マッグガーデン
ジャンル：少年・SF / 好み度：★★★☆☆