全宇宙の歴史と英知を保管した永遠図書館。そこにあるという世界で最初の本を読みたいと願う新米司書の少女の物語。
ファンタジーとSFを足したような世界観。舞台はすべての宇宙の歴史や記録が書物という形で保管されている図書館。そこの働き手はもちろん司書ですが、ファンタジックな手法によって歴史や記憶を本に写すことが主な仕事という設定。
主人公である新米司書の少女の成長と、彼女が体験する図書館内の出来事といったかんじ。主人公には現存するか曖昧な書物を読むという目的がありそれも物語の肝の1つなのかな。
雰囲気は全然違うけど戦う司書を思い出す舞台設定でした。本に写される内容は個々人の記憶とかもあるし。図書館や写本の設定は興味深いものがあるものの物語自体の印象は薄い印象。
赤星治人
シリウスKC全4巻 / 講談社
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆