プランダラ 水無月すう

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ある大戦後のファンタジー世界を舞台にした物語。その世界では人間は何かしらのノルマと言っていいカウントを持ち、その数字が0になると異世界へ落ちるという設定。例えば歩数がカウントだったりする。現実で自分独自のノルマを設定して達成できないと自分独自の罰を想定したりするアレに似ている。こちらはもちろんシビアだが。
その世界設定を下敷きに、母親の遺言である人物を探す可憐で純朴な少女と、女好きだけど振られまくる青年が出会うところから物語ははじまる。著者の話なので既作品同様、Hとギャグとシビアなシリアスと突き抜けるバトルが次々と展開され、話のスケールも大きそう。個人的には、数字カウントが下敷きなだけにシビアさがより感じられるし、1巻目のラストで読む気概がなくなってしまった。続巻をまとめて読めば評価も変わるかもだが。絵は素晴らしくきれい。

水無月すう
角川コミックスエース1~ / 角川書店
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★☆☆☆