ヒロインは幼少時、片思いの男子と意地悪する男子の思い出があった。
数年後片思いの男子と再会し浮かれるも、親の再婚で姉弟になる男子が件の意地悪された男子ということがわかるヒロイン。
昔と変わらないような俺様というか意地の悪さを感じたヒロインはへこむのだが・・。
ヒロインの望みは、義弟の男子と家族だということを周囲に知られたくない、母の再婚に水を差したくないがゆえに義弟と家族として良き関係を築きたい、初恋の相手と彼氏彼女の関係になりたいってところだろうか。
題名になっている男子は、ヒロインにとっては昔のように意地悪な義弟、なのだが、
どう見ても義弟は自分の気持ちを自覚しているのかしないのかヒロインが好きなようだし好きな相手に意地悪したいという心境そのものだろうなあ、これ。
ヒロイン、義弟、ヒロインの初恋相手とその彼女あたりで恋愛模様が展開されるのかな。
少女漫画の恋愛ものとしてはこれといって特徴はないが手数は多く読み応えがありそうな作品。なんというか場人物がみんな、迂闊というか策を講じて策に足を掬われてる気がするなあ。その辺もまとめて思春期の青春ものというかんじがめっちゃ伝わる秀作。
藍川さき
マーガレットコミックス全１３巻 / 集英社
ジャンル：少女・恋愛 / 好み度：★★★☆☆