金銭的収入を第一とするスタンスの商業漫画屋を目指す男子高校生の話。
主人公が徹底的にロジカルに漫画作品を制作し、一番メディアミックスなど商業的展開を行っている出版社に持ち込みに行くところからはじまる。
編集者との徹底した商業的戦略を説き、夢とか描きたいものを描くという芸術・感性系の要素を廃した理論が興味深い。主人公が求めるものはクールなのだろうが物語自体はスポ根並に熱い。
持ち込みのあと、イラスト投稿サイトでも人気の高い同人作家の女子と出会いある勝負を掛けるながれ。
まあどのキャラも終始己のモットーやら未来図やらを熱く語るシーンが印象的かな。漫画的とも言うべき無茶な展開もまま見られる。興味のある人には楽しめそうかな。個人的には業界には興味がないので流し読みで済んでしまったのだが。
ツガノガク
角川コミックスエース全２巻 / 角川書店
ジャンル：少年・業界 / 好み度：★★★☆☆