クズとメガネと文学少女(偽) 谷川ニコ 

高校デビューではないが文学少女キャラで学園生活を送るためファッションで文学を読む偽の文学少女と
文学少女(偽)の容姿に一目惚れし、彼女と接点を持ちたいがため本に接するようになる男子と
普通に文学を読むし詳しい本好きのメガネ男子による文学作品を巡る学園コメディ4コマ。
ファッションで文学少女を追求するが本を読むことは読んでいる。
ヒロインの様々な地雷っぷりと、ヒロインが好きな男子の望む方向とズレていきっぷりと
メガネくんのクールな傍観者かつ冷静なツッコミ役が板についているっぷりが良い。
こちらもド嬢と同じく登場人物が読む文学作品は実在する作品ばかり。
明快な紹介ではなく本筋の青春ラブコメにさりげに組み込まれている。
形態が4コマだからか、著者の代表作ほどキャラが大振りではなく読みやすい。
3人のキャラが明確に分けられておりそのやりとりは誤解と曲解と思い込みで
不協和音なようで共鳴している面白さがある。
にしても、片想い男子がクズの役どころなんだろうけどクズかな?と思ってしまう。
自己中系キャラだけど重いとおりに事が進んでないからかな。
1巻最後にメガネくんの思わぬ重い設定とそのあっけらかんぶりに、
クズ男子の心情に共感してしまった。

谷川ニコ
星海社コミックス全2巻 / 星海社
ジャンル:4コマ・文学・コメディ / 好み度:★★★★☆