1989年の日本を舞台にしたこどもたちの日常の物語。
主人公の男子小学生は、母子寮に暮らす。
両親の離婚は自分が原因と思い込み、いつか両親に仲直りをして欲しいと思っている。
そんな中、ある青年が少年の母の前に現れる。
その青年が母の新しい彼氏であり主人公の実父疑惑もでてくる。
母子寮に住む家庭の事情や他の児童の主人公に向ける感情など複雑かつ
1989年は経験した者としてはそれなりに懐かしみはあるが
シビアな面が如実に出ているという印象が強い。
いろんな意味で大らかでもあり、容赦のない面もあり・・。
こどもにとっては大人の事情なんて知ったこっちゃないが
どうしようもない、というもどかしさがわりときつい。
幕間には当時の世相や流行のネタがある。
きづき あきら・サトウ ナンキ
アクションコミックス全3巻 / 双葉社
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆