一期ノ夢 宮本佳野 


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幕末期の江戸。始末屋を営む青年の元に怪異に絡む相談が持ち込まれる。
始末屋は怪異を研究する学者肌の武家の次男坊と共に調査に乗り出す。
・・という怪異ミステリを軸とした時代劇ボーイズラブもの。
始末屋というのはまあ便利屋で相談事を頼まれて解決する生業のよう。
始末屋の青年は髷も結わない遊び人風で実際ふらふらとした生活と雰囲気。
奉行所の役人ともねんごろな仲ってのがBL要素。
そして持ち込まれた怪異絡みの事件の相談役として、怪異を研究する
変わり者の武士と知り合ったことから二人は度々関わることになるって展開。
ジャンルとしては時代劇BLなんだけども怪異による事件の真相究明が話の軸で、
シリアス人間ドラマの色が濃いもののBL要素的にはコミカルなノリという
絶妙なバランス。正直BL色よりファンタジー色のほうが濃い気がするが
個人的にはこういうストーリー重視の話のほうが好きなんですよね。
実直朴念仁の武士と自由人の始末屋のやりとり、役人と始末屋が良い雰囲気?
になりかけるとタイミングが良いのか悪いのか武士が顔を出すシーンとか、
そのへんのBL的絡が楽しい。

宮本佳野
バンブーコミックス麗人セレクション全1巻 / 竹書房
ジャンル:ボーイズラブ・時代劇 / 好み度:★★★★☆