主人公の少年の友人が失踪した。友人は妹が殺害されその犯人を捜しているのだろう。
一方主人公は友人にも秘密だったが友人の妹と恋人同士であった。
そんな背景の元、主人公は謎の女性に遭遇し身の危険を感じたところ件の友人が「魔法」で主人公を救う。
友人に力を貸しているのが島流しにあった「魔法」使いの女性とわかったのを皮切りに、
世界の変革を求める組織や人類が滅亡しかねない重大な問題に関わることになる展開。
誰が彼女を殺したの？というミステリから現代設定ファンタジー系の世界の命運を賭けた
知略と戦闘とせめぎ合いと様々な謎の解明も絡んでくる。
変わらず原作舎の物語の構成要素は定番の斜め上で予測が付かなくて唖然とすると同時に
続きが気になって仕方がない。
魔法の定義や技などの設定も独特すぎる。
主人公はまあ巻き込まれた立ち位置なのだろうが妙な曲者感があってこちらも興味深かった。
人間関係も敵対関係かと思ったら妙にゆるかったりするところも印象に残った。
原作：城平京 構成：左有秀 作画：彩崎廉
ガンガンコミックス全１０巻 / スクウェアエニックス
ジャンル：少年・ファンタジー / 好み度：★★★★☆