幻想水滸伝シリーズの番外編として出たアドベンチャーゲーム。
新キャラ・ナッシュの視点から幻想水滸伝IIのエピソードが語られています。本編で活躍したキャラがたくさん出演し、本編では分かりにくかった事柄の謎解きのような内容が多いので幻想水滸伝IIをプレイした、またはファンの人には楽しめると思います。
システムは選択形式で、選択によってLPポイントというパラメータがつきます(他にも隠しパラメータがあるのですが)。主人公ナッシュが不幸な目に遭うたびにこのLPポイントが加算され、ある程度たまると後の選択でナッシュにとって楽(幸せ)な選択が選べると言うパターン。 ...人間万事塞翁が馬ということわざが頭をかけめぐりました......。ゲーム中出てくるグラフィックは収集することが出来、どれだけ集まったかがわかるようになっています。また一度選んだ選択肢はスキップすることが出来るのでシステムは使いやすく構成されていると思います。オープニング曲、アニメーション、ゲーム中のグラフィックは素晴らしいの一言に尽きます。
反面、アドベンチャーゲームとしてのゲーム性は乏しいというしかありません。半日もあればギャラリーが全部埋まるというのはどうかと。シリーズのアドベンチャーゲームというより、シリーズのファンディスクと言った感じでした。
幻想水滸伝IIでは108星を全部集めるベストエンディングと並行しては見難いと(一般に)言われているクライブイベントというものがあります。このゲームにそのクライブ関連の話があるというのはなんともはや。本編をやり込むくらいのファンを対象にしているのしょうか?
・発売元または製作元...コナミ
・ジャンル...アドベンチャー
・個人的ハマリ度...★★★☆☆
・ハード機種:プレイステーション