ぼろアパートの一刻館に美人の未亡人・響子が管理人としてやってくる。住人の一人である不器用で世渡りが下手な青年五代と響子を中心に綴られる恋愛模様を描いた物語。
美人の管理人というシチュエーションってこれが始めなんですかね。竹箒で住居の前を掃除するお約束の日課とか。うる星のイメージがあったので個人的には珍しかった印象が残っています。まあ雰囲気は違えど恋愛シチュエーションはあんまりかわんないかも。
こういうすれ違い系の恋愛ものは苦手なんですが、たるみそうなところで原作者独自のコメディが織り交ぜられているところがよかったですね。時間の経過描写というか心理描写にも独特の演出がありましたね。主人公が周りに翻弄される様はちと涙を誘いましたが。物語のまとまりも印象的でした。
音無さんの亡夫の顔は最後まで出ませんでしたね...。やっぱり五代に似てたのかな?
1986年フジテレビ系放映全96話/堪能度:★★★★☆