イヴの夜、偶然入った教会で賛美歌を歌う少年の声に魅了された大学生の忠則。彼はひょんなことから天使の歌声の主・誉と知り合ったが誉の傲慢で意地っ張りな性格に愕然とする......。
正直、今ひとつな印象がぬぐえませんでした。キャラの心理変化と展開が急すぎて深みがないというか。普通の現代モノの設定だからいまいち萌えなかっただけなのかも。カップルの上下関係が逆になる(ウケだった少年が成長し背が高くなって攻になる)というシチュエーションは見たことなくてインパクトありました(笑)実際、上下逆転になるというのは同性同士の恋愛の醍醐味というかそれでしか実現しないパターンですね。脇キャラの高木さんはいい味出していました。彼の接待方法はびっくりしましたが。
同時収録は少年同士の淡い恋を描いた「ボクの好きなヒト」キャラクターのモデルは近畿少年らしいです。恋と自覚する前後のような2人はほほえましいですね。
生嶋美弥
花音コミックス全1巻/芳文社
ジャンル:ボーイズラブ/好み度:★★★☆☆