ドッペルゲンガー・藍色の夜・ストレンジャー・犬夜他を収録した短編集2作目。
表題作「ドッペルゲンガー」はちょっと昔の日本を舞台にした物語。ちょっと病弱な大学生の前に「自分」が現れるドッペルゲンガーが現れると死期が近づいていることをあらわすと知った青年はさらに胃痛を悪化させるが・・ってな感じ。かなり深刻っぽいですがドタバタコメディなお話。オチがつくまで結構ドキドキな物語構成がツボでした。「藍色の夜」はファンタジーで一番初めにみたあとり作品だったり。主人公があれだけ深刻だったのにほんわかなオチに思わず笑ってしまいました。
現在はあとり硅子作品はあとり硅子短編集という文庫本になっています。
あとり硅子短篇集/ウイングスコミックス文庫全3巻/新書館
ドッペルゲンガー/ウイングスコミックス全1巻/新書館
ジャンル:ホームドラマ・ファンタジー他/好み度:★★★★★