13年前岬で拾われて以来老人と2人で暮らしていた少年トリトン。ある日彼の前に白いイルカが現れ、トリトンはアトランティス人トリトン族の末裔だと語る。そしてトリトンは海を荒らすポセイドン族と戦うため仲間たちとともに外洋に出る...。彼らの冒険と戦いを描いた物語。
手塚治虫原作の海洋アドベンチャーファンタジー。めったに再放送にお目にかかれなくていつか見たいとずっと思ってたタイトルだったり。海を舞台にしたものがめずらしくイルカとか人魚とか主人公とか登場キャラクターが妙にツボにはまってました。和田慎二のピグマリオにはまってたときに観たからよけい主人公に萌えてました(笑)
冒険活劇より人物ドラマのほうが作りこまれた作品でした。ラストは衝撃的というしか。正義の定義について深いメッセージが込められている気がしてなりません。この辺の奥深さは手塚作品だからかなー。
後に映画化されましたが前後編の前編しか上映されなかったそうです。後編も収録されたDVDで見たので知らなかったのですが。
1972年テレビ朝日系放映全27話/1979年映画139分
堪能度:★★★★☆