人魚の森/人魚の傷(OVA) レトロOVA


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テレビ放映されたシリーズより以前に発表されたOVAシリーズ。

人魚の森
人魚の肉を食べて不老不死となった湧太と真魚は、普通の人間に戻る方法を求める旅の途中、能登半島に立ち寄った。そこで真魚は事故に遭う。心臓の止まった真魚は老医師椎名により、山奥の旧家神無木家へと運ばれる。湧太も真魚を探し、神無木家へ訪れるが謎の生物に襲われてしまう。神無木家とは一体・・・?
高橋留美子原作の人魚伝説をもとに描かれたサスペンスホラー。作画も演出も高いレベルです。人魚の怖さっぷりも見事に描かれていてホラーを見てるなあと実感します。真魚は口調がかっこよくて、けっこう好きなキャラでした。原作を読んでいない状態で見たせいか、真魚と湧太がどういう関係で、もしくはいきさつでいっしょに旅をしているのかが分かりずらかったです。湧太が不死になった経緯は語られているのですが...。続編として「人魚の傷」も制作されました。
1991年OVA60分/堪能度:★★★☆☆

人魚の傷
人魚の肉を食べて不老不死となった湧太と真魚は、放浪の旅の途中、ある電車の中で母に会いに行くという少年と知り合う。少年と同じ町に降りた二人は奇妙な噂を耳にする。少年の母親は死んだはずなのにしばらく後、再び町に現れたというのだ。その母親は人魚の肉を食べたかもしれないと思った二人は少年の家へ向かうが...。
人魚の森の続編。前作よりもオカルト色が薄まってアクションと主人公達の人間ドラマに重点を置かれているように感じました。特に真魚の、湧太に対する、本人も自覚しきれていない思いがよく表現されていたと思います。しかし個人的には凡庸な感じがしました。作画、演出等も前作の方が好きだったり...。まあ好みの問題ですが。
1993年OVA50分/堪能度:★★☆☆☆

人魚の森
[VHSデータ]
発売:ビクターエンターティメント/制作:小学館
監督:水谷貴哉/原作:高橋留美子
出演:山寺宏一、高山みなみ、土井美加他
発行年月日:1991.08.16/時間:60分

人魚の傷
[VHSデータ]
発売:ビクターエンターティメント/制作:小学館・マッドハウス他
監督:浅香守生/原作:高橋留美子
出演:山寺宏一、高山みなみ他
発行年月日:1993.09.24/時間:50分