宇宙技術が進歩していった近未来。グラドス帝国は火星まで進出していた地球を危険な存在として、侵攻を開始する。そんな中地球人とグラドス人のハーフの少年エイジは帝国側の最新鋭ロボットを奪い火星の基地にいる地球人に侵攻が開始されたことを報せる...。
リアルタイムで見たことないんですがネットで見る機会がありました。制作年の85年つったらまだソ連邦があったころだっけ。
地球の冷戦の状況が火星でも在るという設定とか、エイジとファーストコンタクトをとった地球人たちとの関係の変化の描写とか、地球が敵側に占領されてしまう展開とかけっこうリアルでシビアな構成。前半はなんとか地球にたどり着くためのエイジを含めた少年少女たち冒険?で後半は地球が敵側に占領され、前半の子供たちが各々帝国に対する抵抗を試みるという展開。一致団結してみんなが同じ行動をする(戦う)んじゃなく、ある者は地球の文化を守りある者は戦い、ある者は暗躍するというパターンとか見ても、実社会での戦争や政治の事象をなぞらえている展開が多かったですね。
テレビ版は諸事情によりかなり端折って終わってしまい後にOVAで補完されているようで。こういうの多いよな実際;
1985年日本テレビ系放映全38話/1986年OVA全3話
堪能度:★★★☆☆