この醜くも美しい世界 

Amazon
この醜くも美しい世界をAmazonで見る

タケルは親友のリョウと共にバイトの帰りに不思議な光を目撃する。二筋に分かれた光を追って林に入る二人。そして林の中の光る樹から一人の少女が現れる。そしてその直後謎の巨大怪物が現れ絶体絶命の場面にタケルの体は特異な姿に変化する...。
正直、タイトルに惹かれて観てみたけどスカひいた気分(汗)絵は好きなんですけどねえ。
うーと主人公のこの女の子(後でひかりと名前をつける)はもともと意識体の宇宙人?で主人公たちが発見したときに肉体を作ったらしい。そして主人公が下宿する家に居候することになる。一方、もう一つの光の先で生まれた?女の子あかりはタケルがつれてくるという展開。
主人公、いきなり会った子に名前をつけて自分が護るといきまいたり、突然変身して自分たちを襲う怪物と戦ったりと、陳腐なB級アクションものですか?みたいなノリで始まるこの作品。変身ヒーロー、萌え的展開、猟奇アクション、SF、人間(恋愛)ドラマ、コメディアクション...なんつーかいろんな要素詰め込んでるんですが、どれも中途半端と言うしか;20周年記念作品らしいし、各種売れ線のストーリーやジャンルを集めてみましたって感じ(汗)話の本筋が全然見えないというか...。まあその辺徐々に明かされていってるようですが...やっぱり判りづらい;
ガイナックスお得意のモノローグと台詞の応酬も健在。基本的な人間描写は基本的に人物の台詞(シナリオ)で表現されているようです。しかしその内容にはかなりムラがあるというか;すっごい陳腐だなあと思うのもあれば上手いなあと思うところもあったり。
このテの作品で特定のキャラが気になるのって少ないんですが、この作品は好き嫌いはっきりしてたなあ。個人的見解で申し訳ない。あかりが一番好きかも。つーかあかりと主人公の親友のカップルが好きなのかも。逆に主人公カップルはいまいち(汗)

2004年BS-i放映全12話/堪能度:★★☆☆☆