地球から来た小人タイプの宇宙人の少女メモルと病弱な少女マリエル、そして彼女たちをとりまく人々の交流を描いたハートフルファンタジー。ストーリーは1話に1エピソードという構成で、病弱なため人との交流が少ないせいか後ろ向きな性格のマリエルと活動的な性格のメモルの対照性が印象的でした。
マリエルがメモルのことを思って行動するもメモルが我を通し結局マリエルの行動があんまり意味がなかった(というか最初から不本意な行動をとらんでもよかった)というパターンが多かったような。マリエルにいじわるする級友グレイスとマリエルとの関係が変わっていったとか、マリエルのボーイフレンドのオスカーは結局グレイスを選んだ展開が個人的に印象深かったです。
それにしても制作が80年代というのがちょっと意外だった。リアルタイムでは見られなくてちょっと前にローカルで再放送したのを見たのですがなんとなく70年代なつくりだったもんで。
小人メルヘンだと思ってたらメモルたちは宇宙人という設定とか、こどもの行動パターンそのまんまなメモルは20代ということにも衝撃を覚えたり。まあ寿命が人間の4倍近くあるという設定なんでおかしくないんですが。いろいろ書きましたがメモルの愛らしさは必見かと思われ。
1984年全50話/堪能度:★★★★☆