教師と天文台職員を兼任する雪野弥生は、千年前に惑星ラーメタルから地球に来訪し統治してきた1000年女王だった。西暦1999年、女王交代の時が近づくも、ラーメタルが地球侵略を画策していると知り地球を守るため、始少年たちとともに故郷の指導者に対峙するが...。
キャラクターデザインもストーリーもほぼ原作に近い仕上がり。弥生のフィアンセとか部下の女王に対する隠された恋情とか指導者ラーラのデザインとか、これが1000年女王だよなあとしみじみ思った記憶があったり。原作はSF考証がいきあたりばったりでしたがこちらはとりあえず辻褄もストーリー展開もまとまっている...かな。暗黒太陽ラーに引きづられて星が永遠に放浪するってあたりまあむちゃくちゃなんですが。
松本アニメって繋がっているという前提らしいですが、この作品、設定はともかくストーリーは、単体として見るべきかな。だってこの話だと女王、メーテル姉妹を産めませんがね;弥生さんより何代か後の女王がメーテルたちの母親なら辻褄合うけど。
銀河鉄道999とかハーロックよりマイナーなのは否めませんがやっぱり女の子なので女性が主人公の話は良かですよ...と思ったあの頃は小さかった...(笑)アニメ版の映画ポスターは瞳だけが強調されたインパクトの強いものでした。当時見に行った叔母がまんがだけどいいポスターだねえとぽそりと言ったのを今でも覚えています。映画発表されたときはいまいちヒットしなかったと思うけどDVD売り上げは結構上位みたいですね。松本ブームだからか...?;
1982年映画121分/堪能度:★★★★☆