「アリスの物語」に傾倒し、自らもアリスの物語を綴る少年・有人は主人公・アリスと瓜二つの少女・ありすと出会う。そして失われたアリスの物語を巡り、少女たちが戦う場面に遭遇する。アリスに魅入られ、全ての物語を集めると願いがかなうという第3のアリスの書を巡って戦う少女たちと有人の物語。
アリス能力者(鍵姫)の少女たちが望みのために戦い、戦闘の勝者は敗者の胸に鍵をつきたて心の物語を奪うというパターンらしい。
通して見たのですがどうもよくわからない話でした(笑)骨組みだけ見るとローゼンメイデンに萌えを組み込んだ感じというか・・・しかしどうにもしっくりこない。勝負だけがほしいものを得るための手段である割りに馴れ合いな雰囲気が濃いところとか違和感を感じるところがちらほらあるからでしょうか。
全般的に妙に甘ったるくきゃぴきゃぴした雰囲気、人間描写は軽いというか薄っぺらいというか、人形を動かして寸劇を組み立てているだけというか。現実味の薄い、文字通り「物語」という雰囲気を狙っているのかもしれませんが。うーむ。
正直、ストーリーは微妙ですが、女の子の表情やコスチュームのデザインはかわいらしいと思います。画面を見るだけならいい作品といえるかも知れず(笑)
それにしてもこの原作者の作品ってどうしてこうアニメ化率が高いんだろう。コミックスはそんなにバカ売れしているように思えないんですが。同人業界(男性)ではかなりの人気なのか、はじめにメディアミックスの企画ありきで企画に沿って漫画を描いているのかと想像してみたり。
2006年埼玉テレビ他全13話/堪能度:★★☆☆☆